【薬草学】アプリコット(あんず)の効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はアプリコット(あんず)の効能や魔術的な意味、そしてアプリコットの歴史や神話などの雑学を紹介します。
アプリコットの基本情報
アプリコットの名称・呼称
学名 | Prunus armeniaca |
和名 | アンズ(杏子) |
通称 | アプリコット、カラモモ(唐桃) |
アプリコットの効能・効果
- 整腸作用
- 疲労回復作用
- 造血作用
- 血行促進作用
アプリコットの処方
冷え性の改善と滋養強壮には、寝る前にあんず酒を飲みます。
アプリコットに含まれる成分には脳の血行を良くする効果があるため、動脈硬化や認知症の予防になります。
アプリコットの種は杏仁(きょうにん)と呼ばれる生薬に使用され、風邪の予防、咳止め、去痰に効果があります。
アプリコットの魔術的意味
ジェンダー | 女性性 |
エレメント | 水 |
スターサイン | — |
プラネット | 金星 |
対応する神々 | ヴィーナス |
マジカルパワー | 愛、情熱、恋愛、平和 |
アプリコットの魔術的な使い方
アプリコットは甘く穏やかな気質を呼び起こし、女性的な魅力を底上げしてくれます。果実を食べたり、果汁を使ってポーションの素材として使用します。
アプリコットの花と葉のポプリで魔法のサシェを作ったり、アプリコットの種のチャームで愛を引き寄せます。
免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。
アプリコットの歴史や神話
アプリコットの原産地は中国ですが、ヨーロッパでは長い間アルメニアがアプリコットの原産地だと思われていました。
日本では弥生時代以降の遺跡から杏子が発見されています。
ギリシャ神話に登場する「黄金の林檎」は、一説によるとアプリコットのことを指すと言われています。
中国ではアプリコットは教育や医学と結びつけています。教育に関するグループを「杏壇」と呼び、主に書き言葉として今でも広く使用されています。
孔子はアプリコットの木の下で教えを説いたという逸話があります。
また三国時代の東風という医師は、治療代の代わりにアプリコットの木を庭に植えることを要求したと言われています。
世界中で幸福や繁栄のシンボルとされているアプリコットですが、夢に見たときの解釈には違いがあるようです。
ポーランドではアプリコットの夢は、前向きな変化の訪れや金運の上昇を表します。インドではアプリコットの夢は幸せな結婚を表しますが、晩婚になるのだそうです。