【薬草学】ビーツの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はビーツの効能や魔術的な意味、そしてビーツの歴史や神話などの雑学を紹介します。
ビーツの基本情報
ビーツの名称・呼称
学名 | Beta vulgaris |
和名 | カエンサイ(火焔菜) |
通称 | ビート、ビートルート、ビーツ、レッドビート、ガーデンビート(garden beet)、テーブルビート |
ビーツの効能・効果
- 造血作用
- 血行促進作用
- 解毒作用
- 抗酸化作用
- 利尿作用
ビーツの処方
便秘の改善、デトックス、筋肉痛の緩和には、ビーツをジュースやスムージーにして飲用します。
ピーリングや美白には、すりおろしたビーツのペーストで顔や首をマスクします。生のビーツでは刺激が強すぎる場合、ビーツを茹でて使います。
目の下のくまの改善には、ビートルートの汁をミルクと蜂蜜で溶いたもの使います。そこに、ちょうどいい形にカットしたコットンパッドを浸して、10分ほどマスクします。
ビーツの魔術的意味
ジェンダー | 女性性 |
エレメント | 地 |
スターサイン | — |
プラネット | 土星 |
対応する神々 | — |
マジカルパワー | 愛、情熱、美、グラウンディング |
ビーツの魔術的な使い方
主に恋愛の魔術に使用します。
2人で一つのビートを分けて食べることで、2人の仲が強く結びつきます。
血液の代用品としてビートの汁を使用します。
免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。
ビーツの歴史や神話
ビーツはもともと葉物野菜として古代中東で栽培されていました。その後、ローマ時代頃には根菜として栽培されるようになります。
当時は今のような球体ではなく、人参のような形をしていたそうです。
薬の父、ヒポクラテスはビーツに血液を浄化する効果があり、健康を促進すると書き残しています。
古代ローマ人はスタミナをつけるためにビーツを食し、傷薬として葉を利用していました。
また、ビーツには催淫効果があると、ローマを筆頭に様々な文化圏で言われてきました。
ポンペイのルパナーレ売春宿の壁には、ビートのフレスコ画が飾られています。
古代ギリシャ人は、愛と美の女神アフロディーテが、美を保つためにビーツを食べたと伝えられていました。
もともとは葉物野菜として栽培されていたビーツですが、昨今では酢漬けのピクルスとして消費されています。
ビーツのワイン色は食用の着色料として、ジャムやトマトペーストなどに使用されています。
ビーツに含まれる成分ゲオスミンは、ビーツに素朴な風味を与えています。それを土臭さと感じてビーツが苦手という人も多くいます。
その代表的な人たちがオバマ元大統領です。彼はホワイトハウスの有機菜園に植えないよう指示したと言われています。