【薬草学】カルダモンの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はカルダモンの効能や魔術的な意味、そしてカルダモンの歴史や神話などの雑学を紹介します。
カルダモンの基本情報
カルダモンの名称・呼称
学名 | グリーンカルダモン:Elettaria cardamomum ブラックカルダモン:Amomum subulatum |
和名 | ショウグス(小豆蔲) |
通称 | カルダモン |
カルダモンの効能・効果
- 消化促進作用
- 抗菌・抗ウィルス作用
- 去痰作用
- 強壮作用
- 鎮痙作用
カルダモンの処方
ブラックカルダモンは、アジア(なかでもインド)の伝統医学として広く使用されています。
グリーンカルダモンは葉や歯茎の感染症、喉や咳、胃の不調の治癒に使用されます。
消化不良や高血圧の改善にはカルダモンティーを食後に飲みます。
胃潰瘍の改善にはカルダモンの煎じ薬を飲みます。
カルダモンの魔術的意味
ジェンダー | 女性性 |
エレメント | 水 |
スターサイン | — |
プラネット | 金星 |
対応する神々 | エルズリー(Erzulie):ブードゥーの水(流動性)、女性らしさ、女性の体を司る精霊 |
マジカルパワー | 愛、豊穣、欲望 |
カルダモンの魔術的な使い方
気になる人とお近づきになりたいときや、プレゼンテーションで聴衆の関心を集めたいときは、会話をする前にカルダモンをよく噛みます。
カルダモンの魔法のサシェは、心と体をリラックスした状態にして、欲望に対して素直にしてくれます。
免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。
カルダモンの歴史や神話
インドやアフリカでは何世紀にも渡って、食用としてや媚薬として使用されてきました。
南西インドのガート山脈に自生するカルダモンは、死者を弔う際にカルダモンを使用していました。
古代インドではカルダモンを薬用として使用していました。
そのため、対応する惑星には金星が割り当てられていますが、実質的には火星のもたらす暖かく刺激的な効果を持つスパイスです。
シナモンやナツメグ同様に、甘く暖かいカルダモンは女性の性的魅力を向上させたり媚薬として使用されてきました。
古代エジプトやローマでは、香水の成分としてカルダモンを使用していました。
カルダモンはインドやアラビア料理の要であり、特にコーヒーの重要な成分です。
アラブではコーヒーを入れる前にカルダモンを挽いてコーヒー豆に加えたり、コーヒーにそのままカルダモンを入れたりします。
西洋へは、アレキサンダー大王によってインドから持ち込まれたと言われています。