【薬草学】きゅうりの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典

魔女学ハーブ辞典で薬草学を学ぼう!
今回はきゅうりの効能や魔術的な意味、そしてきゅうりの歴史や神話などの雑学を紹介します。
きゅうりの基本情報
きゅうりの名称・呼称
学名 | Cucumis sativus |
和名 | キュウリ(胡瓜・黄瓜) |
通称 | カラスウリ・ツバウリ |
きゅうりの効能・効果
- 抗発がん作用
- 補水作用
- 利尿作用
- 造血促進作用
- 抗酸化作用
きゅうりの処方
基本的にはきゅうりを食べることでその効果を得ます。
きゅうりには保湿と冷やす効果があります。食べることで体温を下げたり、患部に湿布することで炎症を鎮める効果が得られます。
粘膜や皮膚を保護する効果や、造血作用による活力の向上の力で夏バテの解消に効果があります。
胃酸過多や胃潰瘍の緩和には、きゅうりをジュースやスープにして取り入れます。
きゅうりの魔術的意味
ジェンダー | 女性性 |
エレメント | 水 |
スターサイン | 蟹座・天秤座・牡牛座 |
プラネット | 月・金星 |
対応する神々 | アフロディーテ、ヘラ |
マジカルパワー | 純潔、貞操、豊穣、癒し、美 |
きゅうりの魔術的な使い方
きゅうりを食べることで、隠された欲望が顕著すると言われています。
きゅうりの皮を額に乗せると頭痛が緩和し、種を食べることで妊娠の可能性を高めると言われています。
美容や魅力を高める魔法や、若さを保つ魔法に使用されます。
きゅうりを使ったフェイスマスクや美容液にしたり食べることで、心身ともに美しくなる効果を得られます。
妊活中に女性性と男性性の調和を整えるために、きゅうりを携帯します。
きゅうりの歴史や神話
きゅうりはインドやヒマラヤ山脈が原産と言われており、蒸し暑い気候と肥沃な大地を好みます。
原種は非常に苦かったため、食用ではなく医療に使用されていたようです。
アーユルヴェーダでは、きゅうりを使った多くの治療法があります。一例として、きゅうり・チコリの種・砂糖を配合して利尿剤として処方されます。
インドではヴィシュヌの化身、クリシュナと関連付けられています。そのため、8月のクリシュナの生誕祭には、花とともにきゅうりの実が飾られます。
アジア圏ではきゅうりは豊穣のシンボルです。
相良王の伝説では、賢者が後継者のいない王の妃2人に祝福を与えました。
そのうちの一人は子を一人授かりました。もう一人の妃はきゅうりを身ごもりました。
王がきゅうりから採れた6万の種を牛乳に浸すと、種は6万の堅剛な男児になりました。
東ドイツの民話では、きゅうりの種をまくのは月が蠍座化魚座にあるときがいいとされています。
そして蟹座のときは真っすぐなきゅうりが育たず、双子座のときは品質が低下し、おとめ座のときは実がならないと言われています。
また田舎の人々は、ヴァルプルギスの夜(4月30日)、聖ソフィアの日(5月15日)、コーパスクリスティ(イースターの日曜日から60日後)など、キュウリの種まきに神聖な日を選んでいたようです。