【薬草学】バニラの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典

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今回はバニラの効能や魔術的な意味、そしてバニラの歴史や神話などの雑学を紹介します。

バニラの基本情報

バニラの名称・呼称

学名Vanilla planifolia
和名バニラ(華尼拉)
通称

バニラの効能・効果

  • 抗炎症作用
  • 月経促進作用
  • 催淫作用
  • リラックス作用

バニラの処方

歯茎の腫れや歯の痛みには、バニラオイルを綿棒た指で患部に塗ります。

月経の促進や月経痛の緩和には、バニラオイルを垂らしたお湯で足湯したり、足湯をしながらカモミールとバニラのハーブティーを飲みます。

胃酸過多による胃痛の改善には、ホットミルクにバニラエッセンスを垂らして飲みます。このとき、蜂蜜や砂糖などの甘味料は入れません。

バニラの魔術的意味

ジェンダー女性性
エレメント
スターサイン
プラネット金星
対応する神々
マジカルパワー愛、欲望、精神力

バニラの魔術的な使い方

バニラの甘い香りは、恋愛関係の魔術によく使われます。

バニラの芳香をただよわせた魔法のサシェは、愛欲を含む恋愛のお守りになります。

二人の関係を深めたり甘いムードが欲しいときは、バニラビーンと砂糖を小さなボウルに入れて混ぜ合わせます。

現代の吸血鬼ともいえるエナジーサッカー対策及び人酔い対策には、バニラビーンを持ち歩きましょう。

免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。

バニラの歴史や神話

バニラの原産はメキシコと中央アメリカです。メキシコ先住民のトトナコ族によって、長く製法の技術は秘匿されていました。

トトナコ族にとってバニラは神々からの贈り物だったので、食用には使用せず、薬用、または宗教的な儀式のために使用していました。

バニラの起源にまつわるトトナコ族の伝承があります。

王は作物の女神への捧げものとして、王女の結婚を禁じていました。

やがて王女は青年と出逢い恋に落ちます。青年は王女を連れて森に逃げ込みますが、追いかけてきた司祭たちに首を落とされてしまいます。

王女の血が地面に触れると、そこから蔓が成長し始めました。バニラは殺された王女の血から咲いたのです。

現在、バニラの供給の約8割を占めるのはマダガスカルです。ところが干ばつや盗難などの被害によって、供給に問題が出ています。

そのため、サフランに次ぐ高価な香料として、銀よりも高い値がついています。