【恋愛コラム】あなたは「愛される」よりも「愛したい」派?まじで?

あなたは「愛される」よりも「愛したい」派

大好きだったわー。

今じゃ全くもってKidsじゃないけど、いまでも大好きよ。あなたはどっち派?アタシは剛……

って違うわよ!!そうじゃなくて!

女は「愛される恋愛」が幸せだと思う?

それとも「愛する恋愛」が幸せだと思う?

結局のところ、どっちが幸せなのかを今日はお話するわね。

1.世論は「愛される恋愛」派のようね

愛される恋愛が幸せって本当?

世の中的には、愛してもらった方が幸せだってことになっているみたいよね。

「どっちが幸せだと思う?」って聞くと、「愛される恋愛」ってだいたいみんな答えるもの。

でも、待って。

「愛される恋愛」の方が幸せだって理由で、100%納得できたものがある?アタシは一つもないわ。

理由としてよく言われるのが、

  • 狩猟していた男が追いかけるのが自然の摂理!
  • もともと守られる側の女は、愛されるべき!

と、性別あるあるみたいな話。

え?……この時代に?

そんなギラギラしているヒーロー気取りの男、なかなかお目にかかれない。そもそも、そんな男に求愛されて恋に堕ちる?

アタシは、友達ならいいけど彼氏にはしたくないかも。

それって愛し方が下手なだけじゃない?

そのほかの理由としては、

  • 愛する恋愛は、労力の割に見返りがなくて疲れちゃう
  • 愛する恋愛は、都合の良い女になりがち
  • 愛する恋愛は、感謝されなくて不満がたまる
  • 愛する恋愛は、愛情を感じないから寂しい

なんて、いつの間にか「愛する恋愛」の否定ばかり。

しかも、「愛する恋愛」のデメリットに見せかけてるけど、単に「愛し方」が下手くそなだけじゃないかしら。

そもそも、それ自体が「愛される恋愛が幸せ!」の理由では無いでしょう?

問題をすり替えられて納得した気がしてることって、意外と多いわよ。気をつけましょうね。

そして、アタシからひとつ質問。愛される恋愛ってどうやって始めるの?

「誰か私を愛してーーー」なんて本気で祈っていたら始まるのかしら。

誰でも良くていくらでも待てるならそれでも良いけど、そんなの嫌でしょう。

「あの男がとってもステキ!」って始まった恋愛なら、付き合う前から楽しいし。

愛し愛される恋愛が一番幸せ!

ここで、アタシの結論を言っておくわね。「心底愛した男に愛される恋愛」が一番幸せ!

ズルいかしら。

でも、みんなそう願っているんじゃない?

両方手に入れられるのが一番幸せって。決まってるじゃない。そう思いながら妥協するから、叶わない部分でイライラを溜め込むのよ。

2.愛する男への接し方

始まりは愛するところから

始まりは愛するところから

恋を始めるには、まずは愛することから。だって、愛した男に愛されたいじゃない。それに、待ってるのはアタシの性に合わないの。

でも、愛することも一歩間違うと泥沼なのよね。

「大好きな彼だから、何でも許せちゃう」なんていうよく聞くお決まりのセリフ!

本音は「何でも許しちゃう私、いい女ーーー!」でしょ。

でも結局は、そんな嘘はもちろん吐き通せなくて、最後はこれまたお決まりの大爆発。

「こんなに愛してきたのに裏切り者ーーー!」

これは、幸せとは言えないわよね。

愛することは「すべてを許すこと」というのは、あながち間違いではないかもしれないわね。

ただ、「何でも許せちゃう」という女のほとんどは許せていないのも事実。

許すことを勘違いするのは危険よ

いいかしら。「許すこと」と「我慢すること」は全く別ものなの。

あいての欠点を「我慢」じゃなくて「受け入れる」ことが本当に「許す」ってことじゃないかしら。

浮気とかそんな大事じゃなくて些細なことの話。たとえば、歩くスピードが速い!とか。たまに5分遅刻する、とか。便座下げてくれない、とか。

いつもじゃないけど、たまにそれが気になる、なんて些細なこと。

我慢できるわよ、できちゃうの。

でも、こういうことこそ「溜まる」と思わない?そして、いざケンカになると持ち出したくなる。アレも、コレも。

あとあと冷静になって「言いすぎちゃった」なんて後悔しても遅い、なんて経験、一度はあるんじゃないかしら。

愛する男だからこそ、無駄な我慢はしない!

不満は溜める前に言えば良いの。

それは文句でもワガママでもないの、普通のことよ。ただし、言い方によっては文句に聞こえるから、なるべく可愛く笑顔でね。

「今日はゆっくり歩きたいな」
「5分遅刻!らしくないじゃん、どうしたの?」
「さてはまた私のお尻をトイレにハメさせるつもりだな?」

もともと我慢できる程度の些細なことなんだから、ケンカになったりしないわよ。ケンカになるくらいなら、さっさと別れたらいいの。

そんな些細なことすら向き合って話せない相手に「結婚」とか言われても鼻で笑っちゃうわよ。

そもそも、向き合えない相手なんてアイドルと一緒。良いところだけ見ていられるように、遠くからファンでいるのが正解なの。

3.恋愛に刺激が必要だと思っていない?

出会えたことが一番の刺激

出会えたことが一番の刺激

愛する方が幸せというオトナ女子の中には

  • 追いかけている方が楽しい!!
  • 追いかけられるばかりじゃ飽きちゃう!!

という意見もあるわよね。

でも待って。アタシ達って追いかけっこのような恋愛を楽しむ歳はとっくに過ぎちゃってると思うの。

学生時代はそれも良かったかもしれないわよ?

追いかけているときは相手のことしか見えなくて、まさに恋は盲目。結果、気にしなくてもいい些細なことが気になっちゃうのよね。

勉強が手につかないくらい思い悩んだこともあるんじゃないかしら。

でも、いまはどう?

並んで歩けることこそが幸せ

オトナ女子にとって、「仕事が手につかない」なんて、恋は人生の邪魔でしかないと思うの。

そうゆう恋がしたいオトナ女子を否定するわけではないし、そうゆう恋の経験は必要よ。

でも、人生においてはお互いを高め合える関係こそが幸せなはずなの。恋愛だけじゃ、ご飯食べられないもの。

それに、常にどっちかが走っているなんて疲れるじゃない。だから追いかけっこの恋愛は短命なんだと思うわ。

並んで歩いてたまに一緒に休憩するくらいが、気楽で長続きする恋愛よ。

だって、そもそも誰になんと言われようと「この人!」と決めた唯一無二の存在に出会えたこと自体がもの凄い奇跡じゃない。

その刺激以上のことなんて無いわよ。

4.愛され方

それってただの所有欲じゃない?

それってただの所有欲じゃない?

世の愛されたい女子。愛されたらどんなワガママでも許してもらえるなんて、もう思っていないわよね?

何でも買ってくれるのが愛!なんて思っていないわよね?それは恋愛の相手じゃないわよ。物欲を満たしてもらうだけの関係は泥沼よ。

去年と同額のプレゼントでは満足できない物欲オバケになる前に、早いところ這い上がってくることをオススメするわ。

そんな物欲まみれじゃなくても、オトナ女子なら一度はこんな経験をしているのではないかしら。

相手の優しさに甘えてワガママになって、それが原因で愛想を尽かされた経験。そして、傷ついて気付くのよね。

「ああ……私はあの人のことをこんなに好きだったんだ。」

でもね、安心して。それはただの所有欲だから。

自分に優しくしてくれる人を一人失っただけよ。そのくらいでいちいちメソメソしないの。

そもそもその恋愛は、自分の存在意義を確認したかっただけなんだし。しかも、他に代わりのいる他人を介して。

あえて乱暴な言い方をすれば、優しくしてくれるなら誰でも良かったのよ。

「大切なものは失ってから気付く」と言うけど、失わないと気付けない大切さって何なのかしら。

それって、日常の風景から信号が1つ無くなるのに似ていると思うの。

「あって当たり前」が無くなったことに激しく違和感を感じているだけなんじゃないかしら。

そりゃ本当にある日突然、信号機が無くなったら一大事よ?!

でもそれって替えがあるの。替えがある恋愛は、いつか「飽きる」か「飽きられる」わよ。

だから、まずは自分の気持ちが本当に愛なのかを確かめるべきね。それが本当の愛なら、相手にも伝わるし相手にも愛されるわよ。

結論:「心底愛した男に愛される恋愛」が一番幸せ!

オトナ女子の永遠のテーマは「素直になること」なのかもしれないわね。

いままでの人生の中で得た知識に邪魔されて、素直になれないことが普通になっていないかしら。

周りからの情報に流されると、物欲や所有欲を愛情だと錯覚しちゃうから注意しないとならないわね。

この記事を書いた人
霜月寧々子

『女を磨く原動力は恋愛』が座右の銘の恋愛コラムニスト。オトナ女子がキラキラに輝く毎日を過ごすためのヒントをお届け。バー勤務時代に様々な人と交流して得た経験をもとに、現代日本女性が強く生きる術を飾らずにズバズバと本音で伝える。恋愛だけでなく様々なお悩みの解決に、明日から役立つこと間違いなし。