【もっと魔女学】 ハーブを使った魔法 09:マグワートの基礎学と3つのおまじない

魔女になる方法、ハーバルグリモア、ヨモギ

マグワート(和名:オウシュウヨモギ)は、色々な名前で親しまれています。

日本ではヨモギ、またはもぐさとして、食用やお灸として古くから愛されていますね。

西洋でも、もぐさ(Moxa)の名前は知られていますが、その他にもフェロンハーブ、洗礼者ヨハネの植物(セントジョンズプラント)、船乗りのたばこ、いたずらな男などの名前で知られています。

繁殖力が強いので、道端やアスファルトの裂け目にも育つたくましいハーブです。

ヨモギの基本情報

歴史や雑学

ヨモギの香りには邪気を払う力があるため、日本では古くから「魔除け草」として軒先に吊るしたり、草餅にして食べることで浄化に使われてきました。

アングロサクソン人は、マグワートをエルフショット(目に見えないエルフの弓の攻撃)を受けたときの治癒に効果があると信じていました。

中世ヨーロッパでは、ヨハネが洗礼活動中、荒野で悪魔の誘惑に打ち勝つためにマグワートを身に付けていたと伝えられていました。

そのことから、悪魔や悪霊から身を守る魔除けとして、旅人たちが身に付けるようになりました。それ以外にも、熱中症や倦怠感の対策として、旅の間マグワート使用していました。

伝統的なウィッチクラフトにおいて、マグワートは神聖な9大ハーブの一つとされています。魔術を行う前にマグワート焚き上げて、悪霊を祓って精霊を呼ぶのに使用されます。

魔女たちは術具の手入れや場を清めるのにも、マグワートを使用しました。その際は、香りを移した精製水やオイルを使います。

ホップが使用されるようになるまでは、ビールの香り付けはマグワートが用いられていました。そのため名前に「マグ」と、ビールを飲む器の名前が付いているのです。

新鮮なマグワートの葉を一枚を口に入れてよく噛むことで、雑念を払って明晰な思考を手に入れることができます。

現代のハーバルメディシンとしては、主に日焼けの対処や、皮膚の痒み止めとして使用されています。また、蜂蜜と合わせることで、青痣を治療するのにも使えます。

アメリカの一部の州では、有害植物に指定されているため、持ち込んだり育てる際には注意が必要です。

マグワートの効用

薬用効果

  • 浄血・造血作用
  • 止血作用
  • 利尿作用
  • 血中脂質正常化作用
  • 免疫増強作用

魔術的効果

マグワートは潜在意識や夢に対して強い影響力を持っています。

悪夢を祓っり、場を清めたり、心の奥底に憑りついた悪霊を追い払い、正常な状態に戻すのに用いられます。

マジカル・キーワード

浄化・正常化・透視・明晰・潜在意識

マグワートの属性

マジカル・アトリビューション

スターサイン双子座、牡牛座、天秤座
プラネット月、金星
エレメント
対応する神々アルテミス/ディアナ:月と森の女神

3つの魔法(おまじない)

マグワートを使った3つのハーバルグリモア「魔術の前に場を清める」「旅行中の安全祈願」「明晰夢を呼ぶハーブティ」魔法を紹介します。

魔術の前に場を清める

魔術を行うための場所から、不要なもの、不浄なものを取り払って清める魔法です。魔法の儀式を行うためだけの場所を持っている人も、そうでない人にも。

準備する物

  • 黒いキャンドル
  • 水の入ったボール
  • 2~3本のマグワ―ト
  • 紺色のリボン

おまじないの手順

  1. キャンドルに火を点します。
  2. マグワ―トを束にまとめて、紺色のリボンで結びます。
  3. マグワ―トの束をキャンドルの上にかざします。そのとき、マグワ―トやリボンが焦げない程度の距離を開けましょう。
  4. 呪文を唱えます
    可視・不可視問わず
    歓迎されないものは浄化される
    清め給え
  5. 片手にマグワ―トを持ち、反対の手に水の入ったボールを持ちます。
  6. マグワ―トをそっと水に浸します。
  7. マグワ―トを軽く振りながら、室内を時計回りにゆっくりと歩いて水滴を床に落とします。

使用済みのマグワ―トは土に埋めるか、リボンを解いて火にくべて燃やしてしまいます。

旅行中の安全祈願

旅行中は気のゆるみや、逆になれない場所で緊張することから、アクシデントに見舞われやすいものです。

古代ローマ人が行っていたおまじないで、旅先でのそんな不安を解消しましょう。

準備する物

  • 青いキャンドル
  • 旅行中に履く靴
  • 2本のマグワ―ト

おまじないの手順

  1. 深呼吸をして、心を落ち着けて、集中力を高めます。
  2. 心の準備が整ったら靴を置きます。
  3. キャンドルに火を点します。
  4. 手にマグワ―トを持ち、これから訪れる旅先に思いを馳せます。あなたの安全は守られていて、リラックスした状態で旅をしています。
  5. 瞑想が十分だと感じたら、マグワ―トを1本ずつ靴に入れて呪文を唱えます。
    どこへ行くときも、守られていることに感謝します
  6. マグワ―トは出かける直前に靴から取り出して、お守りとして持って行くか、靴の中に入れたままにします。

植物の持ち込みを禁止する国が多いため、海外に出かける場合は、玄関に置いていきます。使用後は燃やすか土に埋めます。

明晰夢を呼ぶハーブティ

この魔法で明晰夢を見る目的は、夢をコントロールしてあなたの潜在意識を書き換えることです。例えば、夢の中の雰囲気を変えたり、強い意志をもって悪夢(モンスターなど)と戦ったり。

もし明晰夢のようにコントロールすることができなくても、心配ありません。なぜなら、あなたは夢からメッセージを受け取っているからです。

ティースプーン1杯以上のマグワ―トを入れたり、短期間に何度も繰り返すのはお勧めできません。また、妊娠中の方にはこのおまじないは適していません。

準備する物

  • ドライマグワ―ト:ティースプーン1杯
  • ティーストレイナーか急須
  • マグカップ
  • 日記帳やメモ用紙

おまじないの手順

  1. 熱湯を注いで、マグワ―トのハーブティーを淹れます。
  2. ハーブティーはそのままに、10分ほどで就寝の準備をします。
  3. 筆記用具を枕元にセットしておきます。
  4. 就寝の準備ができたら、儀式を始めます。
  5. ハーブティーを飲みながら、夢で見たいこと、得たい情報を整理します。思い浮かんだことに優先順位をつけて、最終的には1つに絞って精度を上げます。
  6. 準備が整ったと感じたら、呪文を唱えます
    夢の世界の叡智を受け取る準備はできました
  7. ハーブティーを飲み終わったら、そのまま就寝します。
  8. 目覚めたら、夢の内容を記録します。特に数字や生き物、色など、重要な意味がありそうなことを書き留めます。
この記事を書いた人
cwen

トートタロットを愛用していますが、割と手近にあるものを即席占いツールにしてしまいます。以前はwiccaと名乗っていましたが、誤解が多く説明が面倒になったのでcwenに改めました。休暇の過ごし方→暖かい時期は公園で甲羅干し、寒い時期はカフェで巣ごもりしてます。