【トートタロット】ワンド3 ヴァーチュー 美徳の意味と解説|Virtue

3 Virtue: ヴァーチュー(美徳)
3 Virtue
ヴァーチュー:美徳

ワンド3 ヴァーチュー:
自然な流れで開花するとき

トートタロットのスモールカード(小アルカナ)、ワンド3 ヴァーチュー「Virtue」についてその意味や解釈の仕方を紹介します。

トートタロット:ワンドの3

象徴と物語

3本の蓮のワンドが交差しています。春の訪れを示唆するように、3つの蓮すべてが花開いています。

蓮は豊穣を司る母なる女神イシスのシンボルです。

尖った10本の炎と、カーブする10本の炎が、ワンドの交差地点から伸びています。

これらの炎は、太陽の熱が開花を促すことを表しています。

尖った10本の炎のうち6本が白いのは、太陽の力や影響がバランスよく調整されているということ。

背景の赤っぽいオレンジは、大地を温める春の日差しの色です。

冬の間休眠していた草木や、蒔いた種が芽吹く季節が来たことを表します。

カードの解説

行動に至る自然な流れ

小アルカナの3ヴァ―チュ―は、火のエレメントの影響を受けた生命の樹のビナー(理解)に対応しています。

2のコクマーが生み出そうとする力なら、3のビナーはそのための手段を担います。

実際に行動を起こし、もっとよくするためにはどうすればいいか、理解を深めるフェーズです。

ヴァ―チュ―は初春を表すカードと言われています。

暑苦しい赤ではなくて温かみを感じる色合いなのは、それが春の日差しを表しているからです。

太陽の熱は情熱や行動力を表しますが、ワンドのデザインや配色、炎の様子からも荒々しさは感じられません。

穏やかで、調和がとれていて、行動を起こすことが自然なことだと感じさせてくれます。

基本の意味

より良い未来への気付きを得る

ワンドの2は地均しカードですが、その後に続くワンドの3は初動のカードです。

ウォーミングアップが完了して、身体も十分に温まったので、よしやるぞ!そういうタイミングですね。

下地が整い、時が満ち、いよいよ花開くときがきたということです。

ヴァ―チュ―に苦労が報われるという意味があるのは、これまでの努力があって花開くということからです。

このカードを引くときは、無理に行動を起こそうと奮起するというよりは、自然とそういう流れになっているときです。

初動ということから、行動を起こしたことによって多くの学び、気付きを得るときでもあります。

学びや気づきには、ポジティブなこともあればネガティブなこともあるでしょう。

そのどれもが掛け替えのない大切なもの。

今後の戦力になるものだと前向きな気持ちで受け取ることができるなら、更に大きく成長できるときです。

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