【トートタロット】ワンド4 コンプリーション 完成の意味と解説|Completion
ワンド4 コンプリーション:
一連の仕事を完結に導く
トートタロットのスモールカード(小アルカナ)、ワンド4 コンプリーション「Completion」についてその意味や解釈の仕方を紹介します。
トートタロット:ワンドの4
象徴と物語
4本のワンドが交差しています。
ワンドの両端にはそれぞれ、牡羊座のシンボルで太陽神ラーの聖獣である牡羊と、ヴィーナスの使いと言われている鳩の飾りが付いています。
ワンドの背後には円が描かれています。これは使命の完遂を表すとともに、限界を表します。
ワンドの交差地点に8本の炎がありますが、その力は秩序を保つためにあり、使命の拡大は担っていません。
カードの解説
体系だった形を得る
小アルカナの4コンプリーションは、火のエレメントの影響を受けた生命の樹のケセド(慈悲)に対応しています。
ケセドは木星の影響下にあるため、個人の資質ではなく、社会的な立場や環境から受ける影響について教えてくれます。
ケテル(王冠)で生まれた願いが、明確な形を得ようとしています。
けれど、それは周囲の理解やサポートがなければ成し得ないことです。
ケセドはアビスの下に配置された一番初めのセフィラです。そのため、多くの混乱の種を内包しています。
コンプリ―ションの示唆する限界は、その内包している混乱を制するためにあります。
混乱の種一つ一つの解決ではなく、目標を完遂することが最御優先事項だからです。
基本の意味
とにもかくにも完結させる
ワンド4のコンプリ―ションは、仕事や計画が完了したりひと段落つくことを教えてくれるカードです。
忙しかった人には、ひと休みできる時間がきたよという朗報になります。
目的を持って行動している人には、目的の完遂には人の手を借りるとスムースに進むと教えてくれています。
この場合、同僚や仲間の他にも、その道の権威と言われているような人から助力を乞うといいかもしれません。
あるいは人に助けられていることを再認識して感謝すること。感謝を表すことが自身の立場の向上に繋がるようです。
問題を先送りにした状態の、やや自己中心的な完結を迎えることを示唆することもあります。