【トートタロット】ワンド7 ヴァラー 勇気の意味と解説|Valour

7 Valour: ヴァラー(勇気)
7 Valour
ヴァラー:勇気

ワンド7 ヴァラー:
孤軍奮闘して道を切り開く

トートタロットのスモールカード(小アルカナ)、ワンド7 ヴァラー「Valour」についてその意味や解釈の仕方を紹介します。

トートタロット:ワンドの7

象徴と物語

ワンド7は一見するとワンド6とほぼ同じ構図のようです。

違いは背景の色が薄紫から濃紫に変化したことと、前面に描かれた7本目のワンドの存在です。

7本目のワンドは歪でごつごつとしていて、粗末なこん棒です。明らかに戦いには不向きな武器です。

色が赤いのは火星の影響をを受けることを表します。

背景に描かれた6本のワンドは、ワンド6では調和と勝利の象徴でした。けれど、それはありふれた存在となり、勝利に導く力は失われてしまいました。

炎の不安定で不規則な様子は、攻撃が無秩序であることを表します。

カードの解説

孤軍奮闘

ワンド7ヴァラ―は、火のエレメントの影響を受けた生命の樹のネツァク(勝利)に対応しています。

6本の達人のワンドが調和や完成された姿を表すのに対し、7本目のこん棒は不備や弱さなどの要素を表します。

こん棒が歪な形をしているのは、自信喪失を表しています。

優秀な指揮者を失ったことによって、周囲との統率がとれなくなりました。

もはや周囲の助けを望むことは出来ません。孤軍奮闘することで乗り切る必要があるのです。

けれど、カードが対応する獅子座は太陽の全盛期の力を備えています。

問題に打ち勝つ力は残されているのです。

基本の意味

孤独に打ち勝つ

ワンド7のヴァラ―(勇気)は、問題に立ち向かうための勇気を持つことが大切だと教えてくれるカードです。

環境や人に頼ることが出来ない状態にいるのかもしれません。

今まで頼りにしていたものが、儚い存在となってしまうのかもしれません。

自分自身の力で切り開いていくしかない。そんなプレッシャーや孤独を感じているときです。

試験勉強中をイメージすると分かりやすいかも。

いかに優れた教師に恵まれても、最後は自分自身の努力なくして合格することは出来ないよといった感じです。

ワンド7は問題解決の能力が個人に備わっていることを示唆するカードでもあります。

最後まであきらめないで、死力を尽くして頑張って!というのがカードのメッセージなのかもしれません。

それを追い打ちと感じるか、激励だと受け止めるかで結果が変わってきます。

また、カードの配置によっては視野が狭くなっていることを示唆します。

頑なに一人で立ち向かおうとするのではなく、心を開く勇気が必要なのかもしれません。

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