【薬草学】コリアンダー(パクチー)の効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典

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今回はコリアンダー(パクチー)の効能や魔術的な意味、そしてコリアンダーの歴史や神話などの雑学を紹介します。

コリアンダー(パクチー)の基本情報

コリアンダー(パクチー)の名称・呼称

学名Coriandrum sativum
和名コエンドロ(胡荽)
通称パクチー、コリアンダー、シャンツァイ(香菜)

コリアンダー(パクチー)の効能・効果

  • 消化促進作用
  • 抗炎症作用
  • 鎮静作用
  • 抗菌作用
  • 消臭作用

コリアンダー(パクチー)の処方

血糖値を下げたい人は、コリアンダーシードのハーブティー、またはパウダーをお湯に溶いて飲みます。

コリアンダーシードのハーブティーは膀胱炎の改善にも効果があります。腎臓の機能を向上させて、利尿作用を促進します。

重金属の解毒には、一握り以上の新鮮なコリアンダーリーフをサラダや、他の素材と合わせたスムージーとして摂取します。

注意事項

血糖値が低い人や糖尿病の治療薬を服用中の人は、コリアンダーを薬用として使用することは避けましょう。

コリアンダー(パクチー) の魔術的意味

ジェンダー男性性
エレメント
スターサイン
プラネット火星
対応する神々
マジカルパワー愛、健康、長寿、守護

コリアンダー(パクチー) の魔術的な使い方

コリアンダーは恋愛の魔術によく使われます。

コリアンダーの魔法のサシェを持ち歩くことで、恋愛成就の祈願をしたり、失恋の痛みから回復します。

温かいワインにコリアンダーシードのパウダーを一つまみ入れて、媚薬を生成します。

家内安全と無病息災の祈願には、新鮮なコリアンダーの葉をリボンで結んで家の中に吊るします。

免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。

コリアンダー(パクチー)の歴史や神話

日本では、コリアンダーのハーブはパクチーやシャンツァイの名の方がよく知られていています。

コリアンダーと聞くと、スパイスのコリアンダーシードはパウダーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

コリアンダーは紀元前1550年頃の医学書「テーベの医学パピルス」や料理や薬用についてサンスクリット語で書かれた本、そして旧約聖書にも記載されています。

中国ではコリアンダーシードには不死を与える力があると言い伝えられていました。

古代ギリシャの医者ヒポクラテスは、コリアンダーを薬用として使うことを勧めていました。

イギリスへはローマ人によってコリアンダーが紹介され、今では一部の地域で半帰化しています。

ローマ人はパンの風味づけに使用していましたが、イギリス人は肉の保存に使用していました。

コリアンダーとクミンにまぶして酢漬けにして肉を保存していたのです。また、ジンの蒸留の際にもコリアンダーを使用しました。