【トートタロット】ワンド6 ビクトリー 勝利の意味と解説|Victory
ワンド6 ビクトリー
運気に恵まれ勝利を得る
トートタロットのスモールカード(小アルカナ)、ワンド6 ビクトリー「Victory」についてその意味や解釈の仕方を紹介します。
トートタロット:ワンドの6
象徴と物語
カドゥケウス・不死鳥・蓮の3種のワンドがそれぞれ2本1セット、合計6本のワンドが均等に並んで交差しています。
ワンド5では1本だけ中央で主張していたカドゥケウスのワンドが、2本になることで不調和が解消されました。
火のシンボル不死鳥は蓮を牽制するのを止め、水のシンボル蓮は瑞々しさを取り戻しました。
均衡を保つワンドは、ワンドの持ち主である最上から三位までの達人たちが、諍いや牽制を止め協力体制を築いたことを表します。
9つある炎は、ランプのように安定した輝きを放っています。
9という数字はイェソド(基礎)を指します。葛藤を乗り越え、進展のために周囲と足並みを揃える準備が整ったのです。
カードの解説
表裏の一致
ワンド6ヴィクトリーは、火のエレメントの影響を受けた生命の樹のティファレト(美)に対応しています。
カードが対応するティファレトは太陽の支配を受け、理想・将来の夢・顕在意識などを表します。
9つの炎はイェソド(基礎)は月の支配を受け、本能・本来の姿・潜在意識などを表します。
ワンド6では太陽と月の影響をバランスよく受けるため、表層と深層が嚙み合った状態です。
また、能動と受動のバランスもとれています。
熟練度の違う達人たちが均衡を保つのは、優先順位が定められたことを表します。
基本の意味
ガンガンしないで行けるとき
頭と心の考えが同じ方角を向いて目指しているので、理想を実現しやすいときです。
目標を達成したり理想を実現するための準備が整って「さあ行け!」「よし行くぞ!」というGOサインが出ています。
難航していたプロジェクトが、スムースに進行し始めるのかもしれないし、一つの目標を達成したところなのかもしれません。
ワンド6は協力者などの人運に恵まれることも表します。
指導者や同僚や部下に恵まれたり、自分自身が相手にとっての良き隣人ということもあるでしょう。
両親や友人に理解して支えてもらえるのかもしれません。
周囲の人たちと協力して問題解決をしたり、ノルマを達成する喜びを得られるときです。
ただ、周囲と足並みを揃えることに気を使いすぎている可能性もあります。
問題点や改善点を指摘することを恐れてない?それでいいの?と、カードが問いかけているのかもしれません。
もし言いたいことを我慢している場合、後からそのことを恨んだり責任転嫁しないでねというメッセージになります。