【魔女になる方法】はじめての魔女学 上級編1:四大元素で願いを叶える!結び目の魔術を習得しよう
「はじめての魔女学」シリーズの上級編です。
いよいよ魔術を実践していきましょう。簡単に取り組める内容ですから、ぜひ試してみてください。
四大元素は魔術の基本
中級編で登場した四大元素を覚えていますか?
魔術は万物のエネルギーを使って行うもので、自然界に存在するすべてが四大元素「火、風、水、土」で構成されていると考えます。
魔女は四大元素に力を借りて自分の力を引き出します。この力を視覚化して開放することで魔術を行うのです。
ベテランであろうと駆け出しであろうと、魔女たるものにとって四大元素は大切にすべき存在、魔術の基本です。
魔女の結び目、結び目の魔術とは?
「結び目」にエネルギーを集めて解き放つ
エネルギーを取り込んで開放することを学ぶ上で、うってつけの魔術があります。世界中に伝わる「魔女の結び目」や「結び目の魔術」などと呼ばれてきた魔術です。
魔女はロープやひもに結び目を作ります。そのとき、結び目に風を閉じ込め、必要になるとロープをほどいて、風を吹かせるようにしました。
これが自在に風を起こせる魔法のロープです。
ロープに作る結び目は3つ。
1つ目をほどくと穏やかな風が吹き
2つ目は強い風
3つ目になると嵐が起こる
だから、航海に出る船乗りに魔女が売ったのは「風」というわけです。
いくらで売れたのでしょう?
英国には、3つの結び目をもつロープの値段が6ペンス、と記した19世紀の文書が残っているそうです。童謡の「6ペンスの唄」から連想すると、魔術の対価はささやかだったかもしれません。
他の結び目の魔術では、結び目に込められたのは、風でなく祈りだったという話があります。
祈りとは、航海に出発した家族、遠方に旅立った恋人、失くしもの…が帰ってきますようにというもの。魔女が村人に頼まれて、せっせとこしらえていた光景が浮かびますね。
現代版の「結び目の魔術」
結び目に願いを叶えてもらう方法
現代版「結び目の魔術」では、結び目に込めるのは願い事です。今回は、家内安全をお願いしてみましょう。
用意するのは、赤い色のひもか毛糸を3本、長さは自分の影(つまり身長)と同じくらいに切っておきます。可能なら、家族の髪の毛を1本ずつそろえてください。
作る手順は以下とおりです。
3本のひもの先端をピンでとめてから、三つ編みを編んで1本のひもを作ります。家族の髪の毛もその時に編み込みましょう。編みながら、家族の幸福を祈ります。
ひもに家族の人数分、結び目を作っていきます。「家族全員がずっと幸せでありますように」と唱えて、ひもの中央に1つ目の結び目を作ります。
この後は、中央からひとつめの左側、ひとつめの右側、ふたつめの左側、ふたつめの右側、と両端へと交互に向かっていきます。自分は最後にしましょう。結び目1つに当たる家族の名前を3回唱えてから作ります。
結び目ができたら両端を結んで丸くつなげて、大切に保管します。
恋の結び目のおまじない
「恋人の結び目」という古い魔術では、結び目に宿る力を小枝に込めました。好きな人の名を唱えながらやわらかな小枝を結ぶというものです。
現代の魔術にも、柳の枝を使った枝結びの魔術があります。
枝が自然に絡まっている柳の枝を一枝と白い紙を用意します。
枝をくわえて、紙に「あなたをくわえ、あなたの運が私にもたらされますように」と書きます。
枝を紙に包んで、お守りとして持ち歩きましょう。
告白の機会が来たとき、お守りに願いをこめて告白すると、想いが通じます。
結びでエネルギーの出し入れを学ぶ
「結び目の魔術」には「9つの結び目」など多様なバージョンがあります。結び目を作る順番を守ることや、魔術の実行を人に知られないようにすることが重要です。
また、この魔術を通して、万物のエネルギーを意識する気持ちが深まるのではないでしょうか。