【トートタロット】ワンドの王女の意味と解説|Princess of Wands
ワンドの王女:
大胆不敵な恐れ知らずの挑戦者
トートタロットのコートカード、ワンドの王女「Princess of Wands」についてその意味や解釈の仕方を紹介します。
ワンドの王女は、夢の実現に周囲を巻き込む魅力を持ちます。
このカードが指す人物は、自分の夢や目的が明確で、自分自身を信じているため、夢に向かって果敢に挑戦できます。
多少の危険は顧みず、周囲を巻き込む勢いを持ちます。
我慢がきかないタイプのため、ときに我儘が過ぎることがあります。
周囲が自身と同じレベルの熱量を持っているとは限らないと知ることが必要です。
トートタロット:ワンドの王女
象徴と物語
王女は炎に向かって身を投げ出すように両手を広げています。王女は春の火の巫女であり、その炎に身を捧げる生贄です。
左手には太陽の飾りを持つワンドを持つ以外、衣類の類は身に付けていません。自然な状態で、自己の目的を認識しています。
虎の尾が王女を引き留めるかのように、彼女の首に巻き付いています。王女はそこに危険があることを認識していても、恐れが彼女の妨げになることはありません。
正面には炎が、正義を象徴する流れる翼を描いています。
左下には牡羊の頭の飾り彫りを施された、金色の祭壇があります。この祭壇には春の炎が燃え盛っています。
祭壇には薔薇が置かれ、炎の燃料となっています。
カードの解説
大胆不敵
ワンドの王女は火の中の地です。火の表す直観や情熱は、現実世界に向かいます。
王女の持つ太陽のワンドは、王女の顕在意識を表します。虎は危険や恐怖などを表します。
王女は自身が向かう先に危険があることを承知の上で、それでもそこに身を投じる潔さと勇気、あるいは愚かさを持っています。
王女の潔さは、衣類を身に付けていないことからも伺えます。
野心的で、目的の達成のためには行動を惜しみません。
欲しいものを欲しいとはっきりと口にすることができること、夢の実現に本人が意欲的に取り組むことから、周囲からの協力も得やすいタイプです。
感情表現が豊かで好意や感謝をはっきりと示すため、周囲から愛される魅力を持ちます。
ただ、あまりにも芝居がかった表現をすることがあるため、人によっては「うさんくさくて信用できない」と感じるようです。
本人はいたって真面目で自分の言葉を信じていますので、そこが「可愛いところ」と好意的に受け入れる人もいます。
忍耐の持ち合わせが少なく、悪意や嫌悪を隠す努力はおざなりです。ときに情動を爆発させて周囲を驚かせます。
彼女が唯一忍耐を見せるのは復讐するときです。ときがくるまでじっと待ち続ける執念深さを持っています。
基本の意味
人物を表す場合
ワンドの王女が表すペルソナは、若い女性や未婚の女性です。自分の考えや行動に自信を持つ野心家で、感情表現が豊かな魅力的な女性です。
このカードが指す人物は、好奇心旺盛で興味があることに対してのフットワークが軽いです。情熱的で野心家であったり、計算高い一面も持っています。
愛情表現のパフォーマンスは明確です。不必要に騒々しいタイプではなく、普段は明るく朗らかなので、周囲からも愛され守られています。
自分の考えが正しいと信じているため、人を頼ることを恥じることがありません。願望の実現のために堂々と人に頼みごとをしますし、その結果、周囲を巻き込むこともあるでしょう。
このように人に頼る事を厭いませんが、自分自身も努力家で意欲的に取り組みます。だからこそ、この人物に対して周囲は手助けを惜しまないのでしょう。
浅慮で後先考えずに行動を起こすことがあるため、職場の同僚や後輩がこのタイプの場合、挙動不審なときは目を離さないようにした方がいいでしょう。
基本的に正義感が強く公正なのですが、主軸が自己利益に据えられていることがあるため、見識の違いによるトラブルに発展する可能性があります。
どういう理論で動いているのかなど、認識のすり合わせをするとよさそうです。
本人や環境を表す場合
新しい目標や夢、欲しいもの、やりたいこと。活動的な気持ちになって、わくわくと楽しい気持ちが芽生えそうです。
欲しい物はゲットする、やりたいことはやる!
願いを口にすることで周囲からの手助けも得られやすくなります。素直に人を頼ってみるのもいいでしょう。
ただし、聞き分けのない子供のような態度は迷惑がられてしまいます。引き際は見極めたいところです。
あなたの選択はリスキーな可能性があります。行動を起こすと決めたなら、リスクマネジメントはしておいた方がいいかもしれません。