【薬草学】アロエの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はアロエの効能や魔術的な意味、そしてアロエの歴史や神話などの雑学を紹介します。
アロエの基本情報
アロエの名称・呼称
学名 | Aloe vera |
和名 | アロエベラ |
通称 | アロエ、薬用植物 |
アロエの効能・効果
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 抗アレルギー作用
- 収れん作用
アロエの処方
アロエの葉の皮を剥いてジェルやジュースを使用します。
火傷や日焼けの治癒には、皮を剥いたアロエの葉を患部に湿布します。
美白効果やアンチエイジングなどの美容効果を得るには、アロエのジュースをコットンやガーゼに含ませて、美容液として使用します。
便秘の解消には、アロエの葉の皮を乾燥させてハーブティーとして飲用します。
腹痛の改善には、アロエのハーブティーに生姜・シナモン・アニスシードを加えます。
収れん作用が強いため、妊娠中の女性の服用は控えてください。
アロエの魔術的意味
ジェンダー | 女性性 |
エレメント | 水 |
スターサイン | |
プラネット | 月 |
対応する神々 | |
マジカルパワー | 守護、幸運 |
アロエの魔術的な使い方
家内安全の祈願にアロエの鉢植えを飾ります。
アフリカでは悪霊や不運を祓うために、アロエを家の中や廊下、玄関ポーチなどに吊るします。
故人の眠りを守るために、お墓にアロエを捧げます。
新しい恋を招くには、満月の夜にアロエを焚き上げて新月までに出会いがあるようにと祈ります。
アロエの歴史や神話
古代よりアロエは万能薬や不老不死の植物と呼ばれ、負傷した兵士の治療や悪霊を祓うために使用されてきました。
アロエベラという名前は「輝く苦い物質」を意味するアラビア語と、「真の」というラテン語から成り立っています。
古代エジプトの女王ネフェルティティやクレオパトラが、美容のためにアロエを使用していたと言われています。
ファラオの葬儀に参列する際は、アロエをエントランス料として徴収していました。
テンプル騎士団は十字軍に従事している間、パームワイン(ヤシ酒)とアロエの果肉を調合したものをエリクサーと呼び、健康のために飲んでいました。
ヘブライ聖書の中の一編である雅歌に「ミルラ(乳香)とアロエ、そしてすべての最高のスパイス」と記されています。
これはソロモン王によって書かれたと言われています。ソロモン王がアロエを大変気に入っていたことが分かりますね。