【薬草学】ブラックベリーの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はブラックベリーの効能や魔術的な意味、そしてブラックベリーの歴史や神話などの雑学を紹介します。
ブラックベリーの基本情報
ブラックベリーの名称・呼称
学名 | Rubus |
和名 | Rubus fruticosus:セイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺) |
通称 | ブラックベリー |
ブラックベリーの効能・効果
- 美白作用
- 抗酸化作用
- 整腸作用
- 眼精疲労の緩和
- 解熱作用
ブラックベリーの処方
ブラックベリーは体温や熱を下げる効果があります。
蒸気や熱湯による火傷の治癒には、ブラックベリーの葉をすり潰して湿布薬として使用します。
喉の痛みの改善には葉を煎じてうがい薬として使用します。
葉は胃と腸に、果実は肝臓と腎臓の治癒に効果があります。
新鮮なままの果実、またはジャムとして食べることで、整腸作用を促し下痢止めの効果が得られます。
果実のシロップは、風邪の症状の緩和、効率のいい栄養補給として使用できます。
ブラックベリーの魔術的意味
ジェンダー | 果実:女性性 |
エレメント | 枝:火 葉:水 果実:地 |
スターサイン | 枝:牡牛座 葉:蠍座 |
プラネット | 葉:金星 |
対応する神々 | ブリギッド:ケルト神話に登場する、火、金属細工、豊穣、家畜、詩の女神(葉) |
マジカルパワー | 枝:守護 蔓:金運、豊穣 葉:妊娠、出産、媚薬、治癒 果実:豊穣 |
ブラックベリーの魔術的な使い方
ブラックベリーは多くの品種がありますが、魔術に使用するときの用法に違いはありません。
ですが、部位によって対応するアトリビューションが違います。
ブラックベリーの蔓とナナカマドとアイビーを組み合わせて編み込んで、家庭を守る魔除けのリースを作ります。
葉は妊娠や出産に関する魔法に使用されます。葉をハーブティーとして引用した場合は、緩やかな効果の媚薬になると言われています。
ブラックベリーの果実は地属性で、豊穣と繁栄を祈願したキッチンスペルに使用されます。
免責事項|魔女学ハーブ辞典で紹介している内容は、薬用効果や魔術の効果を確約するものではありません。実践される際は自己責任で行ってください。いかなる不利益が生じた際も、当方が責任を負うことはできません。
ブラックベリーの歴史や神話
ブラックベリーは、パイやジャムなどを作るために使用されてきた歴史がります。
最も古いブラックベリーの消費の痕跡は、2500年前のデンマーク人女性の遺体から発見されました。
ケルトの伝承によると、ブラックベリーは妖精の果実のため、人が食べると不運に見舞われると言われていました。
けれど、不思議なことにブラックベリーから作るワインは例外なのだそうです。
一説によると、キリストの茨の冠は、ブラックベリーの蔓を編んだもので、そのために赤かったブラックベリーが黒くなったと言われています。
ブラックベリーには精霊や吸血鬼から守護してくれる力があると言われています。
もし家の近くにブラックベリーの樹があると、吸血鬼は果実の数を数えることに夢中になって、本来の目的を忘れてしまうのだそうです。