【薬草学】チコリの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典
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今回はチコリの効能や魔術的な意味、そしてチコリの歴史や神話などの雑学を紹介します。
チコリの基本情報
チコリの名称・呼称
学名 | Cichorium intybus |
和名 | キクニガナ(菊苦菜) |
通称 | チコリー、アンディーブ、ブルーデイジー |
チコリの効能・効果
- 抗菌作用
- 利尿作用
- 強肝作用
- 食欲増進作用
チコリの処方
チコリコーヒーは食欲増進や肝機能の向上に効果があると言われています。
糖尿病の治療には、チコリの葉をお浸しにして食べます。
タンパク質が豊富なため、ダイエット中のサポート食品として優良です。
チコリの魔術的意味
ジェンダー | 男性性 |
エレメント | 風 |
スターサイン | 木星、土星 |
プラネット | 太陽 |
対応する神々 | クリュティエ:ギリシャ神話に登場する水のニンフ |
マジカルパワー | 障害の排除、不可視化、好感度の向上、倹約 |
チコリの魔術的な使い方
チコリを持ち歩くことで、障害や困難を取り除いてくれると言われています。
また、過去の恋愛の清算や、望まない恋愛を遠ざけるのにも効果があります。
浄化、特に障害や困難を祓うにはチコリの根を焚き上げます。
客人との間の心の壁を取り除いて友好を深めるには、食卓でチコリの葉をすすめるといいと言われています。
倹約の魔術にはチコリの根を使用します。
チコリの歴史や神話
チコリはヨーロッパ原産、葉・花・根すべてが可食の植物です。
ミネラルやタンパク質の含有量が高いため、ダイエットのサポートとしても人気があります。
古代エジプト時代から食用として親しまれてきました。
チコリの朝5時から10時まで咲くという性質から、スウェーデンの植物学者カール・リンネ(1707-1778)によって花時計に使用されました。
18世紀の終わりごろ、プロイセン国王のフリードリッヒ2世がコーヒーの輸入を禁止したことで、チコリの根のコーヒーが代用品として人気を集めました。
ケルト以前の神話では、チコリは肥沃な大地と豊穣の女神の娘の化身と言われていました。
チコリは太陽神の愛を拒絶したニンフが、その代償として変化させられた姿という言い伝えがります。
また、太陽神に愛されたということから、チコリには太陽の花嫁という異名があります。