【薬草学】タラゴンの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典

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今回はタラゴンの効能や魔術的な意味、そしてタラゴンの歴史や神話などの雑学を紹介します。

タラゴンの基本情報

タラゴンの名称・呼称

学名Artemisia dracunculus
和名タラゴン
通称タラゴン、フレンチタラゴン、エストラゴン

タラゴンの効能・効果

  • 消化促進作用
  • 強心作用
  • 抗菌作用
  • 軽度の麻酔作用
  • 緩下作用

タラゴンの処方

傷の消毒と治癒には、タラゴンをすり潰したペーストを傷口に塗りガーゼを当てて治療します。

片頭痛の治癒には、熱湯を注いだボウルにフレッシュタラゴンを入れて、蒸気を吸引します。

歯の痛み止めには、タラゴンを口に入れてよく噛みます。

タラゴンの魔術的意味

ジェンダー女性性
エレメント
スターサイン 牡羊座
プラネット火星
対応する神々アルテミス、ヴィーナス
マジカルパワー愛、狩り

タラゴンの魔術的な使い方

泥棒除けには、窓際や玄関ホールにドライタラゴンを振りまきます。

辛い過去の記憶から痛みを取り払って心を癒し、精神の成長を促す魔術に使用します。

タラゴンの香りを移した衣類を身にまとうことで、自己肯定感を高めて愛を呼ぶと言われています。

タラゴンの歴史や神話

タラゴンは、パセリ、チャイブ、チャービルとともにフランス料理の4大ハーブと言われています。

その中でもタラゴンは、フランス料理のソースの基礎になっていることから、フランスではハーブの王と呼ばれています。

タラゴンの原産は西アジアやシベリアと言われていて、そこからヨーロッパやアメリカに広がっていったようです。

タラゴンはBC500年頃から、薬用としてギリシャで育てられていました。

タラゴンはヘビや昆虫の咬傷や、狂犬病(狂犬病)解毒治療に使用されていました。

1500年頃、チューダー家によってタラゴンが王家の庭に植えられるようになりました。

タラゴンの名前の由来は「小さなドラゴン」を意味するフランス語の「エストラゴン」アラビア語の「タークム」だと言われています。

これはタラゴンの根の様子が、ドラゴンの尾のようだからだと言われています。