【薬草学】ブルーマロウの効能・魔術的な意味・歴史や神話|魔女学ハーブ辞典

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今回はブルーマロウの効能や魔術的な意味、そしてブルーマロウの歴史や神話などの雑学を紹介します。

ブルーマロウの基本情報

ブルーマロウの名称・呼称

学名Malva sylvestris
和名ウスベニアオイ(薄紅葵)
通称ハイマロウ、ブルーマロウ、チーズフラワー

ブルーマロウの効能・効果

  • 抗炎症作用
  • 鎮静作用
  • 緩下作用
  • 軟化作用

ブルーマロウの処方

ブルーマロウは「あらゆる病に効果がある」と言われてきた植物です。

膀胱炎・肝臓の解毒・日焼け・風邪の症状の緩和など、幅広く使用されてきました。

ハーブティーや煎じ薬として内服したり、湿布薬として患部に直接あてがったり、ローションにして肌に塗りこんで使用します。

ハーブティーには頑なになった感情を軟化させて、柔軟性や寛容性を高める効果があると言われています。

ブルーマロウの葉には鉄分や亜鉛が多く含まれているため、貧血や気鬱の改善に効果が得られます。

ブルーマロウの魔術的意味

ジェンダー女性性
エレメント
スターサイン
プラネット
対応する神々オシリス、アルテア、ヴィーナス、アフロディーテ、シヴァ
マジカルパワー愛、守護、除霊

ブルーマロウの魔術的な使い方

ブルーマロウには愛を引き寄せる力があると言われています。

復縁したい人がいるなら、ブルーマロウを挿した花瓶を玄関や窓辺に飾ると、別れた相手に自分のことを思い出させてくれます。

黒魔術から身を守ったり、悪霊を祓うためにも使われます。ブルーマロウの葉と茎を植物油に浸します。ブルーマロウを漉して取り除いたオイルを肌に塗り込みます。

ブルーマロウの歴史や神話

「柔らかい」を意味するギリシャ語「Malva」が、ブルーマロウの語源だと言われています。

古代ギリシャ人はブルーマロウを野菜として食用したり、薬草として医療に使用していました。

また、愛する人の墓の周りに植えていました。

古代ローマの博物学者プリニウスは、ブルーマロウを含むアオイ科の植物ジュースを毎日使用することで、あらゆる種類の病気を予防できると示唆しました。

16世紀ごろのヨーロッパでは、ブルーマロウはあらゆる病に効果があると言われていました。